オールドレンズ沼に片足を踏み入れた。
この沼はそんなに危険ではないと思っている(特に僕は安いのにしか興味がないので)。
その上にうまくいけば新たな写真境地を開けそうだ。なので、はまって行ければー、ぐらいに思っている。
そしてこれを、ペンタックスK-3にKマウントアダプターを介して、実際に使ってみた。
今日はその記録。
実写作例
まずは横浜駅周辺で撮影をしてみた。
ふむふむなるほど、あー、こういう感じ。
何となく色味が薄まっていて、ちょっとフィルムっぽい、ノスタルジー気味な感じかな?

ボケの具合をやってみた。確か開放で撮影したと思う。
まあまあ、ほどほどか。

玉ボケがいいというので、あまり手前にいい被写体がない中、わざわざ水面をぼかしてみる。
これはもっと工夫しないと、あまり成立してないな。

次にゴーストを出してみようとがんばった、けどこれがなかなかうまくいかない。



対角線に出る小さめのゴーストはまあ、出ることは出るのだが、画面を横切るような大きな円状のゴーストがなかなか出せなかった。
時間が昼過ぎという、やや太陽が高い時間だったからかもしれない。
別の日、今度は家の近所でやってみた。
初心者としては、まずこれを出せればうまくいった感じがする。
画面全体に広がる大きなゴースト(左端)はなかなかいいし、右端のやや小さな、虹色がはっきりとした小ぶりなやつも悪くない。



ただ、写真としてはまだどれも、それほど成立はしてないな。
それ以外の普通の写真も。




反省点
分かってはいたけど、マニュアルでピントを合わせるのは、思ったより難しかった。
ピントが合うと、K-3はピピっという音で教えてくれるのだが、なんかある程度「幅」があるような気がして、そのピピっ、だけでは必ずしも確実にピントが来ている気がしない。
もしくは、ピピっとなったあと、僕が若干カメラを動かしたりしてしまったのかもしれない。
また、オートフォーカスでないと一瞬の動きにはさすがに対応できなくて、鳥が飛んでいるところや、ハトが歩いているところも狙ったのだが、見事にピントが外れていた。
これで動きものを狙うことはないけれど、風による動きとか、近接時のピントのずれも結構注意しないといけなそうだな。
また、これはやってみて初めて致命的だった、と分かったのだが、確実にNDフィルターがいる。
ゴーストを出そうと思ったら絞りを開放にして、太陽を画面内に入れるので、露出は圧倒的に高くなる。シャッタースピードを最高、ISO感度を最低にしても、断然オーバーになってしまうことがよく合った。これとか↓。

そしたらNDフィルターを付けたらいいのだが、僕が購入したこのレンズ、フィルターねじ込み穴がゆがんでいて、ねじ込み式のフィルターがつけられない。
ああ、まさかこんなところ効いてくるとは。
オールドレンズだからフィルターで色味を変えたり、反射除去したりはいらないだろう、と思っていたのが間違いだった。
これは安いのを求めすぎた結果の。大きな失敗。
5,000円ぐらいだったら、フィルターがつけられるのをもう1本買おうかと思っている。
コメント