あまり興味のなかったオールドレンズ。
ここにきて急速にそのオールドレンズへの興味が沸騰し始めた。
きっかけを探ってみると、絵のうまいデザイナーの先輩から、「アルビ君にもカメラの絵、書いてあげるよ」と言われたことだった。
お言葉に甘えて、何のカメラを書いてもらおうかというのを考え始めた。
やはり20年以上付き合いのあるペンタックスのカメラで、クラシックな感じがする奴がいいだろう。
するとSPか、LXか、学生の頃憧れたMEスーパーとか、MXあたりか、などとペンタックスのフィルム一眼レフを調べ始めたのが、そもそものきっかけだった。
まずはペンタックスのフィルム一眼レフを買ってみたいという気になって、メルカリで検索を始めたのだが、フィルム一眼レフを買っても、たぶん撮影することはあまりないだろう。
高いフィルムを買って、フィルムカメラを常用するとは思えない。
その点、レンズは使える。特にKマウントレンズだとアダプターなしでK-3/K-70に付けられる。
やっぱり買ったら使いたい。そこから興味が徐々に、オールドレンズに向かい始めて、でもまだ数日しかたってない。
そんな数日の中で、Youtubeでオールドレンズを語っている動画を何本も見て、いやがうえにも興味が高まってきた、というのが今日まさに今なのだ。
いやー、使ってみたい。今すぐカメラに付けて外に出たい。
こういうところに僕のフロンティアがあったかー、という感じがする。
正直興味を持ってまだ数日だから、どのレンズが欲しいとか、何を使ってみたいというのは、ない。
にもかかわらず、この沼にはまっていきたいと思う。
一つの理由は、オールドレンズが安い、というのがあるだろう。
もちろん希少価値があって何十万円もするようなものもあるかもしれないが、基本的に僕が興味を持つのは、数千円から数万円で買える範囲のやつばかりだ。それぐらいの値段で買えるものがたくさんあるというのが、はまりたいと思う背景のひとつだろう。
最近発売された、いいレンズというのはとにかく高い。
ペンタックスのD FA21mmF2.4とかは、昔のFA24スターF2をほうふつとさせて、ぜひ使ってみたいと思うのだが、15万円と言われるとさすがに萎える。DFAスター85mmF1.4も使ってみたいけど、18万円と言われると、さすがに萎える。そら買えないわ。
今日見た動画でまた知ったオールドレンズの魅力は、ゴーストとかフレア。最近のレンズは基本的にこういうのを全部消しに来る。究極の解像度を目指してきたりする。オールドレンズはそれとは対極にあって、昔の人がそれを狙ったわけではないと思うけど、面白い描写が楽しめそうだ。
そしてそれが僕の価値観に合っていると思う。隅々まで解像している超高画質の写真が嫌いなわけではないが、そこを追求したいという気はしない。むしろ、緩い描写とか、ディストーションとか周辺減光とか、基本的に僕はそういうレンズの個性を生かした写真のほうが好きだ。(ちなみに、特に周辺減光が好きです。)
さらに今日の動画では、オールドレンズというのは、個体差がある、という。
「個体差?」まさか。レンズのような現代工業製品にそんな個体差があるか?と思ったけど、実際に映りが全然異なるほどの個体差があるらしい。(と思って、それを紹介していた部分を探したのだけど、見つからなかった)
これはがぜん興味が高まる。そんなだったら、同じのを何本か買ってみてもいいと思うぐらいだ。いやー、面白そうだな、オールドレンズ。
なんか現行の純正レンズとかの興味がすべてオールドレンズのほうに移りそうだ。
あー、新宿やアキバの中古カメラ屋を巡りに行きたい。
その前にメルカリでぽちっと行ってしまうか。
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