2023年元日。
沖縄本島国頭村のオクマリゾートで目覚める。
事実上唯一の、移動のない沖縄滞在日。車で30分ほどの「やんばる国立公園大石林山」という世界自然遺産に登録された森に出かけた。
このように快晴で、空の青と草の緑がまぶしいほど。

約2300万年から170万年前に起きた激しい地殻変動による奇岩が至る所に顔を出している。このような景色を見ながら1時間ほど歩くコース。





こじつけのような気もするが、多彩な表情を見せる奇岩であることには間違いない。
そうして坂道を登っていくと、ぱっと目の前が開けて、その前に広がる沖縄の青空と海。遠くの方に見えるのが与論島かもしれない。


与論島の方に向けて突き出している岬が、沖縄本島の北端に当たる辺戸岬(へどみさき)。


気温は20度に満たないものの、暖かい日差しを浴びる。ハイキングにはちょうど良い気候だった。最後にこの公園の入り口にある小さな食堂で、なんだかよく分からない薬草のたくさん入ったおかゆを食べる。これを外のテラス席に座って、少し冷たい風に吹かれながらすすっているときの気分が、この日の一番心地よい時間だったと思う。

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