思った通り日本名水100選というのもちゃんと選定されていて、環境省のウェブサイト掲載されていた。
昭和60年選定だから、もう40年近く前になる。ウィキペディアによると、「1985年(昭和60年)3月に環境庁(現・環境省)が選定した全国各地の「名水」とされる100か所の湧水・河川(用水)・地下水」ということになっていた。
関東甲信越
地方別に分かれているので、まずは関東・甲信地方を見てみる。

埼玉県では、前回見つけた風布川というのが一つだけ入っている。
次に近場の東京都では、国分寺市のお鷹の道、青梅市の御嶽渓流の2つが入っている。
まずはこの辺りから攻めたいところだ。
有名どころでは、山梨県の忍野八海、安曇野のわさび田などが入っていて、ここにはいったことがあるけれど、改めて名水巡りとしてはぜひ訪れたいと思う。
このほかにも、隣県である茨城、群馬、栃木にも5つあるし、千葉・神奈川にも3つあるので、この辺りも第2ステップとして攻めていきたいところだ。
近畿
次に我が地元の近畿地方を見てみる。

地元兵庫からは、なんと神戸の布引渓流が入っているとは。ここは何度も訪れたことがある。
西宮の宮水というのも入っている。灘の清酒のもとになっている名水だろうけれど、どんな由来の湧水があるのかよく知らない。環境省のリンクからは、えびす神社近くの井戸水と書かれている。忍野八海のような映える景色ではなさそうだ。代わりに酒を味わっておけばいいか。
兵庫県の3つ目は意外なことに千種川。周辺にオリエンテーリングのコースがあるようで、ぜひ行ってみたいけれど、帰省のついでというわけにはいかなそうな場所にあるのがちょっとハードル高い。
大阪からはたった一つしかない。離宮の水、ということで何のことか見てみたら、水無瀬離宮の跡にある神聖な井戸水らしい。やはり都会の名水は、清流や湧き水というよりは、井戸水ということになる。ただ、水瀬神社というところはぜひ行ってみたい。
近畿で期待できるのは、やはり奈良や和歌山の名水だろう。自然が豊かそうだし歴史も深そうだ。そう思ってちょっとリンクをたどってみたところ、確かに歴史由緒はありそうだが、清流に恵まれているというよりは、やはり井戸水や湧水として祀られているという感じで、ちょっと僕の期待感とは違ったかもしれない。
北陸
関東甲信、近畿についで埼玉から行きやすいところとしては、北陸か東北だと思う。が東北の方が広いし距離もありそうなので、その次の目当ては北陸か。

新潟や富山のような酒どころがあるし、北アルプスからの豊富な水量や、充実した警官が期待できそうな気がする。
試しに新潟龍ヶ窪の水を見てみると、きれいな池が出てくるし、長岡の杜々の森湧水は公園になっていて訪れがいがありそうだ。
その他
その他と言ってもひとくくりにできないほど多岐に富んでいるのが、日本のいいところだ。
東北地方では龍泉洞にはいったことがある。この水の美しさも格別だった。
仙台市広瀬川も選ばれていて、ここは名水というか川沿い歩きを楽しんでみたい。
山形や福島の名水地も、自然に恵まれた非常に魅力的な景観をしている。
地域として魅力的なのは九州だろう。行きたくてもなかなか足を運ぶことはできない。ここも自然が豊かで、地形の妙に富んでいるに違いない(と勝手に思っている)。1か月ぐらい九州を巡る旅をしてみたいところだ。
中国四国地方には正直名水の印象はあまりないが、中国山地・四国山地からの湧水が至る所に出ると考えると、名水スポットがたくさんあるのも当然で、名水100選のうちの19を占めている。
島根や愛媛など、なかなか関東から訪れる機会はないので、死ぬまでにどれぐらい見て回れるか疑わしい。そういうところを巡るトラベルライターとして生きていければ、とつくづく思う。
ちなみに、忘れてはいけないのが東海地方で、当然ながら偉大な富士山の裾野に豊かな湧水群を持つ静岡や、南アルプスの雪解け水を擁する岐阜など、見逃すことはできない。また、関西への帰省途中にあることを考えても、東海道新幹線経由のアクセスが可能ということを考えても、第3ステップぐらいに組み入れてもいいかもしれない。
まとめ
理想的には100選を全部めぐる、ということをしたいのだが、それが目的になっては本末転倒だと思っている。行くだけではなくて、見て楽しい、撮って楽しい、飲んでおいしい、という僕ん完成を満たしてくれるようなところに行ける、というのが最優先だと思う。
100選に選ばれていない場所であっても、僕の好みに合うところはあるだろうから、私選日本の名水、というのを作れるのが最終ゴールかなと思った。
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