佐藤優「獄中記」知識人の知の深さっておそろしいですね。。。

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最近は図書館で本を借りるときに、分野を問わず幅広く借りるようにしています。

とは言え、まったく興味のないものには手が出ないので、ある程度前提知識のある分野を選びます。

佐藤優については、あのいかつい顔だとか、ロシアの専門家だとかいうことは知っていました。

印象としては、なんかちょっと悪いことしたのかな、とか、怖い感じのひとだな、というイメージですね。あと、雑誌なんかでの記事を読むと、ものすごく頭の切れる人だとか、いう印象もありました。

「獄中記」なので、なかなか刺激的なタイトルです。

佐藤優がどういう人か、興味がわいたというのもありつつ、獄中がどういうものか、というのも気になったので、借りました。

これがまた、めちゃくちゃ長いんです。516ページ。

獄中には512泊いたそうですが、獄中記の大半は
1.弁護士への手紙
2.日記
3.外務省の後輩への手紙
の3種類です。

後半は特に3.の外務省の後輩への手紙が大部分を占めてきますが、めちゃめちゃ難しいです。

もともと宗教学を修めた人のようですが、宗教、共産主義、哲学、歴史なんかの知識が半端なくて、ちょっとついていけません。

大半は不眠地獄に陥った夜に、徹夜をして読みました。

こんな難しい本を読んだら、さすがに眠たくなるだろうと思って読んだのですが、一向に眠たくならず、500ページのうち300ページ以上は、この不眠地獄の時間に読みました。

普通の感覚ではなかなか読めそうにない本なのですが、なんとか読み切った理由を考えてみました。

たぶん、この一般人とは全く次元違う知識のレベルとか、思考力のレベルのようなものに、圧倒されたのだと思います。

この感覚については、ちょっといい例えが思い浮かびませんでした。

なんか尋常でなく難解で複雑な内容が、当たり前のように記述されていて、「人ってこんなに賢くなれるの」みたいな感覚ですね。

あ、こうかな。以上に勉強のできる天才が、数学オリンピックの難問をすらすらと解いていく過程を見ているような感覚。

何をやっているのか(言っているのか)ほとんど分からないのですが、なんかすごいことをやってしまっている、という感じです。

だってあれですよ、チェコ語が普通に読めるとか、獄中でドイツ語やラテン語を学習して、原書が読めるレベルになるとか、蔵書が数千冊もあるとか、もうなんか、まっっったくついていけないようなレベルの人です。

でいて、途中に拘置所での食事とか生活の実態が描かれたり(実態は想像するよりも悪いものではないです)して、一般人でも分かる生々しい話も混ざっています。

でもやっぱり、獄中記というかこれ、なんかの論文のように思えました。

これをきっかけに、佐藤優とか、ロシア外交とか、国策捜査などについて、もうちょっと読んでみたいなと(でも、もっと普通の人にわかる内容の本を)、思いました。

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