長短金利差?イールドカーブ?調べたら金利のことがよく分かるようになった

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人生居酒屋 The Albion Innへようこそ。通勤途中の店主劉英です。

最近のアメリカの経済ニュースで、「長短金利差」とか「イールドカーブ」という言葉をよく聞きます。昨日も、あるウェブの記事で、「イールドカーブがフラット化する」からこの円安も続く、とかなんとかいう表現がありましたが、頭の中が、ハテナマークでいっぱいになりました。

いや、これはいかん、円安と、アメリカ経済の将来に賭けて、米国株投資を推進しようとしているならば、これは理解しておかないといけないのではないか。そう思ってウェブで色々調べてみました。

長短金利差ってなに

まず、長短金利差とは何か。金利に長期金利と短期金利があるのは、分かります。1年で償還する国債と、10年で償還する国債があれば、1年国債の金利は短期金利、10年なら長期金利、ということでしょうね。

長短金利差、というときのは、2年ものと10年ものの国債の利率の差を言っていることが多い気がしました。しかし、そうと決まったわけではないようです。例えば、3ヶ月ものと10年ものを比較している記事もありました。ざっくり言って、2年以下のものと、10年以上のものを比較したときの差、という感じですかね。

長短金利は普通の状態では、長期金利短期金利という関係にあります。これはなんとなく分かりますね。1年後の通貨の価値は、それほど変わってないかもしれないですが、10年後にはどうなっているか分からない。もしかしたらインフレが進んで、通貨の価値が大きく下がっているかもしれない。だとすると、1年ものの国債より高い利息をもらわないと、割が合いません。だから、普通は長期金利のほうが高くなります。

長短金利はどうやって決まる

なるほど。じゃあ、それぞれの金利はどうやって決まるのか?ということですね。

短期金利は、基本的にアメリカの中央銀行であるFRB(連邦準備理事会)が決定していると考えて、問題なさそうです。巷で言われる、アメリカの利上げ、と言われるときの金利ですね。

長期金利は、将来のインフレ期待の度合いによって決まる、と考えていいのではないかと思います。インフレになる=経済成長する、景気拡大する、と読み替えてもいいと思います。

将来インフレになる=経済成長=景気拡大すると、株やコモディティのようなリスク資産に投資をしたほうが、リターンが大きくなります。多くの人が国債より株を買ったほうがいい、と考えると、長期国債の人気=入札価格が下がり、結果として長期国債の利回りが上昇します。

逆に、将来デフレになる(つまり経済縮小=景気低迷する)、と多くの人が考えた場合は、利率が確約された国債の方が安心なので、国債の人気が高まり、入札価格は上がるので、結果として長期国債の利回りが低下します。

フムフムなるほど、この説明だと分からなくはない。で、最近言われているのは、長短金利差が縮小している、ということです。つまり、短期金利が上がる、もしくは長期金利が下がる、ということになりますね。

短期金利が上がるというのは、まさに今年から始まる、FRBの利上げですね。

一方で、長期金利が下がる、というのは、投資家は長期国債に高い価格で応札しているということになります。つまり、将来的にインフレは起きない、景気拡大しない、経済成長鈍化する、という判断がなされていることになります。これですね、長短金利差が縮小すると、景気後退のサインだ、と言われるのは。

イールドカーブの意味

そうすると、イールドカーブが何を意味するのかも、クリアになってきました。

イールドカーブについては、(あの)SMBC日興証券のウェブサイトにある定義が、比較的簡潔でわかりやすいと思いました。

縦軸に最終利回り、横軸に債券の残存期間を取ったグラフ上に、(同一発行体の)債券の最終利回りと残存期間に対応する点をつないだ線をイールドカーブ(利回り曲線)といい、代表的なものが「国債イールドカーブ」です。残存期間の長短による利回り格差を分析する際に利用します。

https://www.smbcnikko.co.jp/terms/japan/i/J0220.html

横軸は、国債の償還期間ですね。そして縦軸は利回り。

すると、すでに考えたように、通常では国債の償還期間が長くなるほど、利回りは高くなるので、このグラフは右上がりになります。

しかし、長短金利差が縮小してくると、短期金利が上がり、長期金利が下がってくる、つまり右上がりのグラフの傾きが弱まって、真横に近い線になってくる、ということですね。これがつまり、「イールドカーブのフラット化」か。

最初に述べた、イールドカーブがフラット化すると、円安も続かない、という話は、米国の金利が高い状態が長期的には続かないから、資金がドルに一方的に流れ込むことは考えにくく、ドル高円安傾向もずっと続くわけではない、ということを言っているんでしょうね。

イールドカーブが右下がりになる=長短金利差が逆転する(逆イールド)になると、その1-2年後に景気後退が起きる、というこれまでの実績があるそうです。それは「兆候のひとつ」にすぎない、という人もいますが、多くの投資家がそう考える以上、長短金利差の逆転が、株価に与える影響というのは、大きいのだと思います。

で、どうするか

今回は、長短金利差や金利の決まり方について、理解が深まりました。まあこれ、自分なりの解釈なので、ちょっとずれてるとか、厳密にいうと違う、ということはあるでしょうね。ひとまずは、自分の腑に落ちる表現で、理解したということにしておきます。

で、この状況を見てどうするか。というと、結論としては今まで考えていたことを変える、というようなことは、なさそうです。

引き続き、長期的には円安が進むと思っています。米国株投資も継続しようと思います。ただ、割安株や高配当株などを重視でやりたいと思っています。IT系の成長期待銘柄とか、株価上昇を狙った投資はしないようにするつもりです。

そして、今後も投資家の心理に影響を与える、長短金利差やイールドカーブのニュースには、耳を傾けていこうと思います。平凡な結論。

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