JTのピンチヒッターとして急遽KDDIへの資金の移動を検討

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ウクライナ戦争が泥沼化しそうで、予断を許しません。まずはウクライナ国民の安全を祈らなくてはならないのですが、自分の資産も守らなくてはなりません。特に僕が持っているJT株の動向が気になっています。ロシアのウクライナ侵攻がJTの業績に及ぼす悪影響を考えて冷や汗

JTのリスク

万が一ロシア政府がJTのロシア国内資産を全部接収する、ということが起きると、JTは多額の評価損を計上し、さらにこれまで築き上げてきたロシア国内での売上と利益を失うことになります。そこまでいかなくても、ルーブルの価値が大幅に下落すると、ロシアから上がる収益の日本円の価値も大幅に下がってしまいます。これは長期的な影響なので、最終的にはJTの配当政策にも影響する可能性があります。これがイタイ(>_<)。

このまま戦争が長引いてしまうと、JTの収益への悪影響が嫌気されて、株価がどんどん下落してしまうかもしれない、という心配もあります。いや、配当さえ維持してくれれば、株価下落は受け入れるつもりなのですが。。。

JTの代わり

そんなことを考えながら、JT株を他に移すとしたら何がいいか、ということを考えました。単に損切りをしたいわけではなくて、配当を安定させたいというのが目的です。なので、条件としては、

高配当
財務的に優良
・将来的にも安定

ということろが重要になります。その辺りを考えると、KDDIは、
配当利回りが3%以上
営業利益率20%台
自己資本比率45%
有利子負債比率15%
ROE14.2%

など財務的に優良、これからの社会インフラの基礎となる通信業での最大手という将来性、ある程度条件を満たしている感じがします。

KDDIとJTの比較

というわけで、いろいろな側面からJTとKDDIを比較してみることにしました。

売上と利益

まずは売上高と純利益の推移です。5期前を100として推移を比較してみました。暖色系がKDDI、寒色系がJTです。

売上高は両社とも上昇傾向ですが、純利益では成長度合いに大きな差が見られます。ここはやはり、禁煙・嫌煙という市場の逆風にあるJTと、通信業という時代の潮流に乗っているKDDIの違いでしょうか。

株主還元(配当)

肝心の配当はどうなっているか。棒グラフは年間の配当金額(左軸)、折れ線グラフは配当性向(右軸)の推移です。

配当金額としてはJTが高い状態が続いていますが、KDDIも増配を継続していて、JTに迫りつつあります。株価は2022年3月28日現在でKDDIのほうが2倍ぐらい高いので、配当利回りという意味では、JTのほうが圧倒的に高いです。翌期の予想配当を2022年3月25日現在の株価で割り戻してみると、配当利回りは
JT=7.4%
KDDI=3.1%

になります。

配当性向を見てみると、JTが70%を超える高い配当性向であるのに対して、KDDIは徐々に増えているとはいえまだ50%以下なので、配当余力としてはKDDIのほうが高いと思われます。

対外的に公表されている株主還元方針については、このようになっています。

JT

KDDI

両者とも、現在すでに宣言している配当性向のレベルにあるので、今後の配当状況は、どれだけの利益を安定的に稼いでこれるか、ということに尽きます。その点ではやっぱりKDDIに分があると言わざるを得ないか。

ちなみに両社とも株主優待制度がありますが、JTは2022年度を持って株主優待を終了させることを発表しています。

財務指標

両者の主な財務指標の比較をしてみました。多少の優劣はあるものの、両者ともに大型株の中では相当優良な内容ではないかと思います。

ROE/ROAはともに10を超えている効率的な経営状況だし、有利子負債比率もかなり低いです。割安度を測るPER/PBRともに、ほぼ同じレベルになっていて、どちらも見劣りしません。来期予想利益に基づいた予想PERを出してみても、若干JTのほうに割安感があるとはいえ、ほぼ互角。ここまで互角の勝負になるとは思いませんでした。財務内容からすると、どちらも魅力的と言えます。

全部買い換えたらどうなるか

それぞれの株価と配当について、このような予想を立ててみました。

JT=株価は20%下落して1,600円
2022年度の純利益は、現在の会社予想から1300億円下振れると考えて、2,260億円になります。
配当性向75%を維持するとしたら、配当は2021年度の150円から3分の2程度まで落ち込んで、100円配ですね。(ただ、ここまで行くと、株価はもっと下落するかもしれません)

KDDI=株価は現在好調すぎると考えて5%下落の3,800円
2022年度の純利益は会社予想はおおむね達成可能と考えられるので、配当も予定通り5円増配で125円は可能と考えます。

このような予想のもと、現在持っているJT株700株をKDDIに買い替えたらどうなるか。JT株700株=140万円でKDDI株は300株購入できます。

配当は、JT株の場合、100円x700株=70,000円に対して、KDDI株は125円x300株=37,500円。ここまで配当が下がったとしても、JTのほうが配当益は高いですね。

一方の株価については、JT株をそのまま保有していたら、評価損が400円x700株=▲280,000円に対して、KDDI株に買い替えた場合は、200円x300株=▲60,000円と、JT株の評価損が圧倒的に大きくなるリスクがあります。

結論

先週からいろいろ考えているのですが、要するにJTの減配リスク株価下落リスクをどこまで考えるか、どこまで受け止められるか次第、なんですよね。上で書いたように、仮に50円減配したとしても、配当利回りはKDDIよりも高いので、将来的な回復を見込んでガチ保、という考え方もできます。ただ、その場合は、株価の大幅下落にも耐えなくてはならず、もしかすると、評価損は40万、50万円と膨らむかもしれません。

これをKDDIに移した場合、直近の配当は32,500円下がりますが、株価に関してはJTよりもリスクは低いと考えられます。長期的に見ても発展する産業だし、JTより期待が持てるかもしれない。そもそも僕はたばこが嫌いだし。

それならKDDIに移してしまえ、と思うのですが、そのときいつも頭をよぎるのが、予想に反してロシア問題のJTへの影響が限定的で、減配もなく株価も下落しなかったら、、、ということです。今のまま保有しているだけで、7%の配当益を得つつ(僕の購入単価では6%)、将来的には含み損まで解消してしまったら、わざわざ今損切りする意味があるだろうか、と。特に、長期投資家を自称する身としては、この程度のリスクを恐れて、保有株を手放すということは、ありえないことだとも言えます。

こうやってウジウジと考えているうちに、株価が下がってアワワとなり、塩漬けにしてしまう、というのが、長期投資家としてはもしかしていちばん「いい」のかなあ。

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