空腹の効用は食事がおいしくなるだけではないということを学んだ読書2冊

未分類

人生居酒屋The Albion Innへようこそ。最近空腹に目覚めつつある店主の劉英です。

空腹に目覚める、ってどういう意味かというと、「空腹感を感じるとどんな食事でもおいしく感じる」「空腹で食事をすると幸福感が高まる」ということです。なので、月曜日の夕食断食をしてみたり(月曜日の夕食断食(たった週一回)をしてみてよかったポイント4つ)、昼食をあえて少なめにしてみたり、しています。

そこで空腹の勧めに関する本を2冊メルカリで買って読んでみました。

空腹はなぜいいか?(PHP文庫)

著者は医学博士の石原結實さんという方です。

まず、人間はもともと空腹には強いのに、現代の人間は、食べ過ぎている=空腹感を味わっていない、と述べています。人類の歴史が300万年あるとしたら、そのうち299万9950年は空腹と戦ってきた、というわけです。だから人間の体には、血糖値を上げるためのホルモンはたくさんあるのに、血糖値を下げるためのホルモンというのは、インスリンしかない、というところは、なかなか説得力がありますね。

食べ過ぎているとどういうことになるかというと、食べたものを消化するために、胃に血液が集中します。そうすると、本来血液が流れて栄養を届けるべき体の器官や臓器に、十分に栄養が回らなくなってしまいます。

また、食べ過ぎていると、白血球も食べるものがたくさんあり、本来食べるべきばい菌、老廃物、がん細胞などを食べられなくなってしまいます。逆に空腹でいると、白血球はこういう体に不要なものを食べてくれるので、健康でいられる、つまりこれが、免疫力が高い、という状態になります。

ざっくりいうと、これが空腹の効用ですね。タイトルの、「空腹はなぜいいか?」の答えを集約すると、まさにこういうことになると思います。

この本は、空腹を中心に書かれたものではありますが、このほかにも、病気にならないための方法として、大切なことが各所に述べられています。参考になります。

動物性たんぱく質を摂りすぎないこと。
とりすぎると、人間の体で消化しにくい、飽和脂肪酸が体の中に残留して、に変わっていくそうです。怖っ

運動をして血の巡りをよくし、筋肉の発熱を促すことで、体の中の老廃物を外に出すこと。
はい、おっしゃるとおり、運動不足は大敵と。

冷えを予防して体温を高くすること。
白血球は体温が高いほどよく働く。つまり体温が高いほど免疫力が高まる。これはよく聞きますし、納得です。

水分を摂りすぎないこと。
水分のとりすぎ=血液量の増加=冷え=血管収縮=高血圧という影響が出るそうです。血をサラサラにするために水を飲んでも逆効果だ、と。なるほど。

で、この先生は、食べ過ぎ対策として、朝昼はニンジン・リンゴジュースか、しょうが紅茶を飲むだけにする、という断食法を勧めています。いや、これは個人で勝手にやるのは危険だからということで、この先生の療養所で専門的な治療として、やっているということですが。

ここ何か月か、僕は朝食を強化して、朝からご飯と卵と豆腐みたいな、今までには食べてなかった多めの朝ごはんを食べています。食べ始めるとおいしくて、クセになってしまうのですが、やっぱりこれを続けていると食べ過ぎっぽいなという気はします。起きたときとかは正直、空腹感を全く感じないんですよね。なので先日とうとう、朝ごはんを抜く、ということを試してみました。そしたらまあ昼前にお腹が空くこと空くこと。こりゃあ、朝は食べないほうがいいのかな、という気がしました。


「空腹」こそ最強のクスリ(アスコム)

次も医学博士の青木厚という方が書いた本です。この先生も基本的に、現代人は食べ過ぎていることが問題だ、という論調で始まります。食べ過ぎ→内臓が休めない→内臓の働きが低下→その結果起きるのが1)栄養を吸収できない、2)老廃物を排出できない、3)免疫力が弱まる。この辺りは石原結實さんと同じですね。

「食べる=『口に入れる』ではなく、食べた後に体の各臓器が働いていることを忘れてはいけない」というところに、ハッとさせられます。食べるのは楽しいし、おいしいものを口に入れて飲み込む瞬間は至福ですね。しかしそのあと、内臓が必死に働いて消化したり、悪いものを解毒したり、栄養を吸収してくれているんですね。だから、内臓にも休息を与えてあげないと、そのうち疲れてまっとうに働けなくなってしまう。ヒトと同じでことですね。

で、この先生が言うのは、ニンジン・リンゴジュースみたいな作るのが難しいものではないです。ものすごく簡単です。単に「16時間以上ものを食べない時間を作る」。この本を一言でいうと、これに尽きます。

まず、食事を食べない時間が10時間ぐらい続くと、脂肪の燃焼が始まるそうです。脂肪は内臓につくと、血液中に溶け込んで中性脂肪やコレステロールのもととなり、高血圧や血栓のもとを作ってしまいます。前の食事から10時間経たないうちに、また次の食事を摂ると、脂肪が燃焼する間もなくさらに次の脂肪が入ってくるという、考えただけでもメタボな状態になってしまいます。

なのでまず最低10時間は空けないとな、ということになるのですが、次に16時間空けると、今度はオートファジーという働きが始まるそうです。このオートファジーというのが本書では一つのキーワードとなっています。

オートファジーというのは「細胞内の古くなったたんぱく質が、新しく作り替えられる」働きのことだそうです。この働きによって、新陳代謝が促進されて細胞が若返り、有害な老廃物が一掃される、という効果があります。さらには異物に対する抗体を作って、免疫力を高めるという効果も期待できます。

これいいですよね。免疫力を高めるための方法として、16時間何も食べないだけでいいとしたら、すごく分かりやすい。

16時間何も食べない「だけ」と書きましたが、確かに16時間何も食べないというと、どこか1食抜かないといけないことになります。僕の場合は、朝にそれほど食欲がないので、そこがチャンスだと思っています。青木先生曰く、どうしてもお腹がすくときは、ナッツ類、ヨーグルトやチーズ、生野菜は食べてもいいそうです。なので、これを読んで以降、朝はヨーグルトとナッツだけにする、という生活を始めてみました。ちなみにこれ、毎日である必要はないそうです。週に1回でも、16時間何も食べない日を作ることで、内臓にとってはいい休息になるそうです。


まとめ

もとはと言うと、空腹感を感じたときの食事は、何でもおいしい=空腹になれば人生の幸せ感が増大するのでは、と思って、空腹の本を読んでみました。すると、それだけではなくて、空腹には体を健康にする力があるということが、よく分かりました。

胃の調子がよくないときとか、食事の時間になってもあまりお腹が空かない、ということがよくあるのですが、あれは食べ過ぎで、体がそういう信号を出しているということですね。もっと内臓をいたわってあげないといけませんでした。お腹が空いたのに何も食べない、というのはちょっときつい時もありますが、そういうときは、内臓に休息を与えている、と思って、16時間のインターバルを作っていきたいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました