学習塾優良銘柄対決。東京個別学院vs学究社はどちらがよいか。

未分類

人生居酒屋The Albion Innへようこそ。塾にはほとんど通ったことがない、店主の劉英です。

なのですが、塾と葬儀屋は、今後伸びる潜在力がある、というのを何かの本で読んで、ポートフォリオに学習塾を組み込んでいます。その一つが、東京個別学院、もう一つが学究社。東京個別学院については、成長を見込んで買いだめたけど成果の出ていない東京個別学院の分析という記事で書いています。一方の学究社は、自分のポートフォリオからは外しましたが、子供の証券会社で100株を購入して放置しています。

今日はその2社の、投資銘柄としての魅力を比較してみたいと思います。

会社概要の比較

ともに学習塾ですが、どのような特徴をうたっているのか、というのをウェブサイトから抜き出してみました。

東京個別学院

企業理念として、掲げているのが

また、同社の差別化ポイントを、選ばれる3つの理由として挙げています。

社名の通り、個別指導をベースにしており、個別指導による指導品質の高さとか、個人に合わせたカリキュラム設定やスケジュールの組み方などを価値として提案している感じですね。良くも悪くも、生徒を「お客様」として扱っている印象があります。親会社ベネッセの洗練されたマーケティング手法を流用しているっぽい印象です。

学究社

学究社のウェブサイトでは、会社案内の中に、その理念を述べたところがありました。

「学ぶ」ことを通じて、私たちが生徒に託したいのは「生きる力」です。それは「考える力」を持つことであり「見抜く力」を持つことです。

創立以来、生徒たちの「生きる力」を育むことを指導理念に掲げてきた学究社。

http://www.gakkyusha.com/about/

受験勉強よりもっと広い、生きる力を養うことを究極の目的としています。また代表者挨拶のページでは、社長の川端真一氏が、このように述べています。

生身の人間に対する教育を行う企業ゆえ、当社には利潤追求に優先する禁止規定が存在します。そして実現しようとする理想があります。それを当社では企業理念たる「人間第一」の一言で表現しています。「生きる力」を体得する場を人間的に運営することが学究社の仕事です。

http://www.gakkyusha.com/interview/kawabata/

なかなか徹底していますね。僕が学究社の株を購入するときに、ウェブサイトで調べた感じとは相当違います。その当時は、「受験をいかに乗り切るか」にフォーカスをあてたメッセージが目に付き、「それって本当の教育なのかなあ」と、やや不信感を抱きました。(なのに業績の伸びとか実績に期待して、購入したわけですが。。。) 今見てみると、「生きる力」にフォーカスをあてた教育、という感じで、これなら納得感があります。

業績の比較

売上と利益の比較をしてみました。

青っぽいのが東京個別、赤黄色っぽいのが学究社です。売上と利益は棒グラフで示しています。一方営業利益率を折れ線グラフで示しています。

売上高でいうと、東京個別が倍ぐらいありますね。ともに売上は右肩上がりですが、東京個別がコロナ禍初年で大きくへこんだのに対して、学究社はコロナ禍の影響を跳ね返して増収しているのがうかがえます。当期純利益にしても、東京個別は直近会計年度で、前年比86%減という実績だったのに対して、学究社は18%増と、増益ペースを維持しています。規模は別とすると、学究社の収益力の強さが際立ちます。

財務状況の比較

次にいつものポイントでの財務状況比較をしました。赤大文字が、特に良好と判断している数字です。

学究社では、ROE/ROAの実績値、予想値ともに優秀だと思います。特に直近見込みである2022年3月期の予測数値は秀逸です。一方の東京個別学院も、2022年2月期の予測値としては大きく回復を遂げる見込みで、数値自体は悪くないと思います。ただ、学究社との比較では学究社に軍配が上がるということ、そしてコロナで大きな影響を受けたという脆さがある、ということは言えそうです。経営の効率性という意味では、学究社が秀でています。

自己資本比率や利益剰余金率では、東京個別学院に分があります。いずれも安全性の高い数字だと言えます。有利子負債比率はゼロ。学究社の19.5%も全く問題ない数字だと思いますが、比較でいうと安全性については、東京個別学院のほうが高い、ということになります。

PERについては、実績比較だと東京個別学院のコロナ影響があって、勝負になりません。2021年会計年度の予想利益で比較すると、ほぼ倍の差があり、学究社が割安度が高いことになります。

財務状況の比較からは、効率性=学究社、安全性=東京個別、とまとめられそうです。ただ、安全性の意味は、現時点での貸借対照表において、という意味で、フローとしての損益計算書の将来見込みも安全、という意味ではないです。むしろその意味では、コロナ化をものともせずに増収増益を記録している学究社の強さ、というのを強調したほうがいいかもしれません。

株主還元の比較

僕がこの2社への投資をした理由の一つに、株主優待がありました。なのでここでは優待を含めた株主還元を比較します。

配当利回り

これも青系が東京個別、オレンジ系が学究社です。折れ線が配当利回り、棒グラフが配当性向を示しています。

配当利回りは、当期、翌期予想ではほぼ同じ4%台と、ともにとても高いと言えます。配当目的の投資対象としては、魅力的ですね。

配当性向は、やや東京個別のほうが高い傾向があります。会社方針として、「50%を以上を維持します」ということが表明されています。学究社のほうは、株主還元方針のようなものが見つかりませんでした。3期前からは配当性向が減少傾向なので、配当余力は高まってきていると思います。

ちなみに当期の東京個別学院の配当性向は、利益が激減したこともあり558%と、異常値となっています。

配当という意味では、学究社のほうにやや将来性があるかもしれないですね。

株主優待

ともに株主優待を提供しています。東京個別学院は、2月末での100株保有でこのようなカタログギフトから選択ができます。うちはいつも図書カード1,500円を選んでいます。1,500円分あるので、もらいがいがありますね。今日(2022年3月15日)現在の株価576円での優待利回りは、2.6%と、優待利回りとしては屈指の高さになります。

この優待は、保有年数にかかわらず権利が発生します。

学究社の株主優待は、2016年に導入されたクオカード1,000円です。こちらも3月末での100株保有で権利が発生し、保有年数の条件などもありません。同じ条件での優待利回りを計算すると、0.6%なので、単純な優待利回り比較では、東京個別に軍配が上がります。

クオカードと図書カードですが、クオカードのほうが使える場所がコンビニや薬局などたくさんあるので、便利かもしれません。うちの場合は、子供が図書カードのほうを喜びます。正直僕としても、クオカードでコンビニで何を買うか迷うのも面倒で、さっさと使ってしまったら使ってしまったで、浪費したような感覚が残るので、クオカードちょっといまいちかな、と思います。図書カードだと、やっぱりいい本を買えばそれが知識として残るので、自己投資としては図書カードがいいですね。

まとめ

このような比較をしてみると、現時点での投資対象としては、学究社のほうが魅力的に映りました。実際には東京個別を1100株も保有していて、学究社のほうは子供の口座で100株保有しているだけなのですが。そして東京個別の含み損が1100株で約10万円、学究社は100株で含み益が3万円と、大きな差がついています。

今からどちらかを買い増す、ということはあまり考えてないですが、これから買うとしたら、学究社のほうがおすすめですね。

ああ、今日は制限時間を10分オーバー、もう6時40分になってしまった。慌てて散歩に出かけてきます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました