人生居酒屋The Albion Innへようこそ。20年来のペンタックスユーザーである店主の劉英です。
写真を撮る機会がない割には、最近また新しいレンズが欲しいと思うことが多いです。いや、写真を撮る機会が少ないからこそ、違うレンズで新しい表現ができないか、という邪念がわくのかもしれません。ではその前に、今自分が持っているレンズはどうなのか、ということを、よく考えてみよう。ということで、今保有しているペンタックスKマウントレンズ。
- smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR
- smc PENTAX-DA 21mmF3.2AL Limited
- HD PENTAX-DA 35mmF2.8 Macro Limited
- smc PENTAX-DA 50mmF1.8
- HD PENTAX-DA 55-300mmF4.5-6.3ED PLM WR RE

レンズを選ぶときに僕が重要視するスペックとしては、
- F値
- 重量
- 最短撮影距離(どれだけ寄って撮れるか)
- 最大撮影倍率(どれだけ大きく撮れるか)
というのがあります。これをまとめると。

smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR

出動頻度:50%
最近、一眼レフを持って外に出るときは、基本これです。正直こういうスタンダードなズームレンズはそれほど興味がないのですが、今は何しろピクスタに投稿する素材撮影を最優先にしているので、単焦点とか、望遠側が足りないとか、を回避する安全策を取っています。するとどうしてもこれが一番便利なレンズです。
もともと、旅行に行くときの一本と考えて買っただけあって、サイズはそこそこコンパクトで、28-200mmをカバーしてくれるので、助かります。また、ペンタックスのレンズとしてはオートフォーカスが静かで、まぁまぁ早いと思えます。
寄りに関しても、望遠側では結構マクロ撮影的に使えなくもないです。最大撮影倍率は0.24倍ですね。これぐらいあると、便利です。家でライトボックスを使って撮るときにも、まあこれでいいか、と使ってしまいます。
難点は、望遠側でF値が5.6となることですが、まあこの種類のズームレンズでは、普通で、むしろ6.3ではないことを評価すべきなのかもしれません。
あと、広角での歪みとか、よーく見ると気にならなくはないです。画質に厳しい人が見たら、不満に感じるかもしれません。絶景を作品にしたいときとか、欠点のない販売用の作品を撮るとしたら、もう少しいいレンズが欲しくはなります。
↓↓↓作例↓↓↓

smc PENTAX-DA 21mmF3.2AL Limited

出動頻度:0%
めちゃ小さいです。付けていてもほとんど重さや大きさを感じないほどです。それでいて、35mm換算で32mmぐらいとまあまあ広角で、スナップ撮影に丁度いいので、以前は出動頻度5割近いときもありました。
それが最近なんでゼロかというと、そもそも一眼を持って散歩に行かない、というのが大きいです。さらにリコーGRを買ってから、散歩はコンパクト、が定着してしまいました。子供と出かけるときは、なかなか一眼を片手にとは行かないですし、一人のときでも、近所を歩くときに一眼を持っていると怪しい人、という目で見られそうなので、出番がありません。
このレンズ、小さいだけでなくて、かなり寄れるというのも素晴らしいです。(ウェブサイトを見ても最大撮影倍率が書いてないので分かりません。)20センチまで寄れるので、F値は3.2と控えめですが、この焦点距離にしては背景のボケを作れます。
というわけで、またいつかこのレンズが活躍する環境に身を置けるときを待ち望んでいます。
※ちなみに僕が持っているのは、コーティングが最新になったHDバージョンではなく、一つ古い方。
↓↓↓作例↓↓↓

HD PENTAX-DA 35mmF2.8 Macro Limited

出動頻度:5%
このレンズはまず、見た目とかさわり心地がいいです。軽くて小さい、けれど安っぽく感じないアルミの外装やそこそこの重量感、ひんやりとする感触、所有する喜びを与えてくれるレンズです。
がもちろん、撮影にも役立ちます。このサイズで等倍のマクロ撮影ができる、というのが最大のポイントです。50㎜の標準的な画角のレンズとして使いながら、場合によっては驚くほどのマクロが撮れます。単焦点では究極の常用レンズかもしれません。
ペンタックスの一眼レフボディに着けたときのバランスもまたいいです。ペンタックスのカメラは上位機でも無様に大きいということはないので、こレンズのサイズのレンズをつけたときのおさまりが、非常にいいと思います。APS-Cのボディですね。ウェブに出ている、KPシルバーとこのレンズのシルバーの組み合わせなんかは、見ているだけでほしくなってしまいます。。
フードが内蔵で、使うときにはスーッと引き出すだけでいいというのも便利です。
難点を言うと、オートフォーカスの音が大きくて、迷うことがあるということでしょうか。そういう時はさっさとあきらめて、マニュアルでピントを合わせてください。ピントリングの触り心地はなめらかで気持ちいいです。
↓↓↓作例↓↓↓

smc PENTAX-DA 50mmF1.8

出動頻度:10%
50㎜の明るいレンズというのは、単焦点の1本目としてよく勧められます。各社、50㎜F1.8というレンズは、1~2万円で売っているので、手を出しやすいですね。僕も、本当はDA*55mm F1.4というレンズがほしいのですが、まずはこのお手頃なF1.8をを使ってみよう、ということで手を出しました。
明るいレンズなので、室内で撮影するときに重宝します。18-135㎜なんかで室内で子供を撮ると、時には動きがぶれることがあるのですが、そういう時はこのレンズで F2ぐらいにして撮影しようか、ということになります。
サイズも小さいので、つけていることを意識しないほどの軽さです。
F1.8の明るさ、ボケ量はいいのですが、あまりやりすぎていると、被写界深度の浅さのせいで、ピントが合っていてほしいところまでぼけている、ということもあります。その辺りを慎重に使わないといけないですね。
これもちょっとオートフォーカスの音が大きいのと、迷うことがあります。安いだけあってつくりも少し安っぽいかな、と思います。とにかく手ごろな値段でF1.8という明るいレンズを手に入れたい、というなら、まあいいのではないでしょうか。
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HD PENTAX-DA 55-300mmF4.5-6.3ED PLM WR RE

出動頻度:35%
望遠レンズの定番です。望遠はこれ一本あればたいていの状況に対応できると思います。望遠側が460㎜というものすごく望遠です。子供のイベントとか、自然風景とか、これぐらいあれば、かなり拡大できます。あまり町の中では使えませんが、普通の景色も、これぐらいの望遠でのぞいてみると、まったく違うイメージになります。
その割には重さが442gと大きすぎず重すぎません。リトラクタブルと言って、撮影しないときは、全長をかなり短くできるのも素晴らしいです。ただこのために、撮影するときにはボタンを押しながらグイっと回してやる必要があり、焦っているときには、忘れがちです。
マクロレンズではないのですが、最大撮影倍率0.3倍なので、ズームレンズとしてはほかに見たことがないぐらい、拡大撮影ができます。これからの季節、桜を撮るというときに、このレンズで桜の花びらをアップで撮ると、背景がぼけて花が浮き上がるような、マクロレンズのような使い方ができます。
↓↓↓作例↓↓↓

まとめ
21㎜とか35㎜とかもっと使ってやらないといけないなあ。
一度、持っていたペンタックスレンズの一部を売り払ったことがあるのですが、そのあとやっぱり売るんじゃなかった、と後悔したことがあります。(実は上の21㎜は一度売ってまた買い戻す、ということになったほどのレンズです。)なので、使っていないから売ろう、といいうのではなくて、使っていないなら使おう、というのが今のスタンス。これはもう、撮影する機会を作って、使い倒すしかないな。
というわけで、次の目標は、ここに作例のリンクを追加です。

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