Z会から親あてに脅迫じょ、いや、プログラミング学習へのお誘いがきた

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人生居酒屋The Albion Innへようこそ。店主の劉英です。

長女が3歳ごろにベネッセの教材を購入したのを機に、通信教育沼から抜け出しがたくなり、今はZ会の教材を購読しています。ベネッセでもZ会でも、やらないよりはまし、というぐらいで、それをやっているから将来の能力が大きく変わる、とは正直期待してない。いちばん重要なのはやっぱり子供のやる気とか情熱とか好奇心でしょう。そういうのがない時に、知識や計算や言葉を学習させようとしても、子供にとっては、つまらない以外何物でもないでしょうね。。。

そうは思いながら、何もしないのも心配だ、という、積極的でない理由でZ会の教材を取っています。(5歳長男の場合は、姉と同じような扱いを受けないと納得しない、というワガママを抑えるために、同じくZ会をやっています。なんと消極的な理由。。)

そんなZ会から、先日脅迫状プログラミング学習教材への誘いが来ました。

その脅迫状パンフレットが、親への脅しとしか思えない内容でした。真面目にプログラミングを考える以前に、その脅迫的なトーンが気になりました。はなまる学習会の高濱さんという有名な経営者がいますが、この人が確か、「学習塾(予備校)は典型的な不安産業」と言っていたと思います。まさにその通りだな、という内容でした。誤った事実を言っているとは思えないのですが、まあ誰も知らない未来をいいことに、好き放題言ってくれているなという感じです。

10年後・20年後に、社会で勝負できる子に

いまほうんとうに必要な力をお子さまの手に。
お子さまの将来の選択肢を広げ、10年後・20年後の社会で勝負できる力とは何なのか、考え抜かれた答えがそこにあります。

10年・20年後はもう子供ではないんやけど。まあ、それは置いといて、Z会としては、10年・20年後の社会情勢、国際環境なんかを読み切った上での脅し提案ということです。

生き残るのはソフトウェアを使える、ロジックに強い子

もちろん、全員が「ソフトウェアを作る人」になる必要はありません。ですが、「ソフトウェアに使われる人」ではなく、「ソフトウェアを使える人」になるためには、お子さまをそうした「ロジックに強い子」、つまり「論理的な思考が得意な子」にしておく必要があります。

うわー、嫌ないい方しますね。「生き残るのは」って。こういうことができない人は、生き残れない、つまり生きる資格がない、という勢いですね。ロジックに弱い人は、全員生きていけないんでしょうか。仮にそうだとして、全員がロジックに強い人になった場合、それでも競争が起きずに全員生き残れるでしょうか。多分、ロジックに強い人の中でも、上位の人だけが生き残るんですよね。ロジックに強い子が生き残る、というのは、極端に言うと、ロジックに強い人が、資本主義社会の支配層になれる、という感じでしょうか。

このあたりの、親の不安心理というか、特権意識みたいなのを突いてくるのは、非常に巧妙な手口秀逸なマーケティング方法だな、と思いました。

自分の子供だけは、生き残って欲しい、勝ち上がってほしい、他の子供を蹴落としてでもいいから、いい思いをしてほしい、そういう親の本能的な防衛本能みたいなところを刺激してくる感じです。

学校で少しやっているみたいだから、いまはそれでじゅうぶん、とお考えの保護者の方もいらっしゃることでしょう。果たしてそれでだいじょうぶでしょうか。小学校でのプログラミング学習の必修化は、始まったばかりのため、自治体や学校によって取り組み状況はさまざま。キットやアプロを使ってかなり重点的に取り組んでいる学校もあり、そこには大きな差が。お子さまがお通いの学校ではいかがでしょうか

疑問形でもって、さらに不安をあおってくる手法ですね。かなり圧を感じます。間違ったことを言っているとは思いませんし、間違っているように聞こえるわけでもないですけどね。なのにこの違和感。

いま始めなければ、周囲に置いていかれる可能性も

早い方はもうプログラミング学習を始めています。もし「算数はいますぐ始めたほうがよい」と思われるなら、プログラミングもいますぐ始めてください。まだ差がついていない「いま」始めることが、お子さまの未来を広げる選択となるのです。

もちろん、学習は入試のためだけにするのではありません。(略)。10年後・20年後に社会で勝負できる子になるために、ぜひ、いますぐプログラミング学習を始めていただきたいと思います。

ですって。最後は「置いていかれる可能性も」という直接的な脅迫忠告で絞めて締めてきました。子供の喉元に包丁を突きつけ「この子の命が惜しいならカネを出せ」と要求する、誘拐犯のイメージがわきました。

Z会の教材には悪い印象はないし、会社としても悪い噂を聞いたことはないですが、この煽りに似た手法は、割とカチンと来るわ。これって、生き残るとか、勝ち残るという、人間の欲求の第一段階、生存本能を脅かして、行動を促すという、かなりブラック企業のやり方だと思うんですよね。もしZ会の教育理念が、勝てば官軍、競争原理主義みたいなことだったら、こうなっても仕方ないですが、そうなんですかね。Z会グループのウェブサイトにはこういう理念が掲げられていました。

この「お誘い」で、お客様が喜び、仲間を動かし、社会で尊厳を得ることができる、ということなんですかね。たちの悪い広告制作会社に騙された、と思いたいですけど。

このパンフレットからは、より豊かな生き方を、とか、よりよい社会や世界や環境、とか、共存共生社会を、のような、教育の本質的な思想がほとんど感じられませんでした。資本主義のものすごく即物的な考え方が前面に感じられます。資本主義社会にある、株式会社なので、そうであってもおかしくはないのですが、それを教育の場に持ち込んで、あからさまにカネ稼ぎの手段に使われると、ユーザーとしては、萎えますね。

Z会が引き続きこういう会社なら、さっさと辞めてしまおう。

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