ドはまり中の居眠り磐音江戸双紙の5つの魅力

未分類

おはようございます。人生居酒屋 The Albion Inn店主の劉英です。

早速ですが、バフェット太郎さんの警句です。

僕もまさに、弱気相場に備えて現金比率を高めようと考えている一人です。また、ある程度利が乗っている段階で、一部の投資信託を売ろうかとも考えていました。が、やはり落ち着かないといけませんね。ここで現金比率を上げるためだけに売るのはよくないでしょう。また、値下がりを嫌って保有資産を売るのもよくないでしょう。「愚直に」という言葉が好きですね。というわけで、NISAのeMaxis Slim新興国インデックスSBI-S&P500を、さらに日興ゴールドeMaxis先進国リート、そしてニッセイ外国株インデックスSBI-新興国インデックスを毎日少額ずつ積み立てていきたいと思います。(いやしかしこれやったら松井証券の投信工房に全部任せたほうがよかったな。。。)

ということで、これから来る暴落相場を横目に、読書の話です。もともと読書は大好きなのですが、ここ最近ハマっているのは江戸時代を舞台にした小説です。中でもドハマりして、51巻全巻を購入したのが、「居眠り磐音江戸双紙」のシリーズです。

豊後関前という架空と思われる九州の藩出身の坂崎磐音という若き侍が諸般の事情により藩を出て江戸深川の長屋で暮らすようになります。そこで描かれる江戸時代の習俗、武士と町人の生活やかかわり、当時の江戸の風景の活写などにすっかり引き込まれています。2022年1月現在、16巻まで読み進めていますが、まったく飽きることなく、コンスタントなペースと期待感を持って読み続けています。

設定を考える必要なく話に入れる

この長いシリーズの何が素晴らしいと言って、いちいち設定を理解することなく話には入れることほど楽なことはありません。小説を一冊読むとき、まずはそれがいつの時代で、どんな登場人物がいて、どんな舞台設定で、どんな雰囲気で、などということを理解しなくてはなりません。ものによってはこの「小説の世界に入り込む過程」にエネルギーを使うこともあります。集中できる環境でないと読み始められなかったり、読んでもすっと頭に入ってこないことがあります。

その点、この居眠り磐音シリーズ51巻は、基本的に同じ場所が舞台、登場人物や人間関係も同じ、という設定から始まるので、そのようなところにエネルギーを使わなくても済み、非常に安心して読み始めることができます。これは長編シリーズ物の特徴ですね。そして、その舞台設定が江戸時代という、隔世の感のある昔ではありながら、頑張れば多少は痕跡を見つけられる、という魅力的な時代であることで、日々喜んでその世界に浸りに行ってしまいます。銭湯のようなもんですね、変なたとえですが。

登場人物の魅力

まずは坂崎磐音の、気取らず実直で、強くそれでいて人間的、時には天然のユーモアセンスを持ち合わせた人物描写に、好感が持てます。また、どてらの金兵衛と娘おこんの関係、御家人の友人品川柳次郎と癖のある竹村武左衛門、今津屋の番頭由蔵との掛け合い、など、登場人物の個性もわかりやすく、ぶれることがありません。だから安心して読み進めることができます。まったく違和感なく話が入ってくる感じですね。この辺りも、筆者の力量の高さに恐れ入ります。

江戸時代の習俗の描写

これは、ちょっと前の記事からの引用ですが、

江戸中期のころの人々の生活、食べ物、お金の価値、文化や習俗、交通事情、江戸という町の地理、などが克明に描かれていて、本当に興味深いです。おそらく筆者の想像だけで書いているのではなく、丹念に時代考証した結果、想像できる江戸時代の様子を、本当によく描き出していると思います。

まさにこれなんですよね。この江戸時代の描写に、はまってしまいました。何気ない食事のシーンとかでも、揚げ出し豆腐に炊き込み飯のおにぎり、みたいにさりげなく具体的なメニューが書かれていて、それをみるだけで、日々和食を食べたくなります。江戸の地理についても非常に興味がわきます。今では見る影もないですが、当時はまだ畑や林が広がっていたという六本木とか、ちょっと信じられないですね。品川宿というのは海岸線だったそうです。そんなことが想像できる江戸時代の描写が大好きです。

安心の勧善懲悪スタイル

ありきたりですが、勧善懲悪スタイルは日本人に刷り込まれた安心のパターンでしょうか。特に長編物となると、この安心感は非常に大切です。なにより、坂崎磐音の無類の強さ。どのような剣豪が出てきても、必ず撃退してしまいます。正義の坂崎vs悪の剣豪という図式が明確で、正義の坂崎が、理非もない悪党をバッタバッタとなぎ倒す爽快感が、安心できます。坂崎にも斬る斬らないのガイドラインがあって、誰でも斬り殺すのではなく、少しでも助ける余地がある場合は刀を峰に返してやっつけます。

飽きさせないストーリー展開

この安心の舞台設定、登場人物のなか、ストーリーとしてはまったく飽きさせない展開が続きます。素晴らしいのは、一定の人間関係の中、それが時間の経過とその間の出来事にともなって、その人間関係が徐々に変化をしていくことです。また、一時的だと思われた登場人物が、そのあとになって再び登場し、ストーリーに深みを持たせている点も、読んでいて飽きない理由だと思います。

まとめ

このように、居眠り磐音シリーズは、

・魅力的な登場人物
・登場人物が巧妙に絡み合い変化していくストーリー
・魅力的な江戸時代の地理や習俗の描写
でもって、僕をぐいぐい引き付けていきます。

このような非常に高いレベルで安定した小説を書いている作者は、佐伯泰英さんという作家です。居眠り磐音シリーズのほかに、僕が最初に読んだ「古着屋惣兵衛」シリーズ(これも新旧合わせて全巻解体と思っている)、磐音シリーズの後編に当たる「空也十番勝負」など、数々のシリーズもの時代小説を書かれています。一生をかけて全部読んでいきたいですね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました