先日情報企画から、株主優待の500円の図書カードが届いた。
情報企画については、こちらの記事でも書いたように、僕が気に入っている銘柄の一つだ。
僕の保有株で最も優秀な(3712)情報企画から株主優待図書券まで届いた
2021年9月期の決算も発表されているので、最新の情報をアップデートしようと思う。
事業概要
情報企画は、金融機関向けの業務支援システムの開発と販売を主力にしている。
融資の際の財務分析や判断支援、担保不動産の評価管理などのシステムを開発して、中小金融機関に提供している会社だ。
今のところ全国約半数の金融機関に、この会社の製品が導入されているらしい。

売上利益推移
過去5年の実績を見る限り、このように順調に伸びている。
利益の伴った成長というところが素晴らしいし、この30%を優に超える営業利益率の高さがたまらない。
いやこんな会社で働いてみたいと思うけど、働けないから株を買うということだ。

財務状況
このような安定した好業績の会社だから、財務体質も当然良好だ。
総資産は60億円強と小さな会社だが、自己資本比率は直近では79.3%。
利益剰余金率もほぼ同じ80%と非常に高い。
さらに有利子負債は文字通りゼロで、完全無借金経営だ。
ROEは17.1%、ROAが13.5%と経営効率の指標も良好。
財務内容は好感が持てる。
配当状況
配当も増配を継続している。
4期前までは55円だった配当は順調に増え続け、今期さらに5円の増配を行って年間85円となった。
配当性向は徐々に向上していて、4期前は28%だったものが35%に増えているが、もまだまだ健全なほうだろう。
2021年12月26日時点の株価2,978円を基準とすると、配当利回りは2.9%となる。
株主優待
株主優待は、100株保有の場合は、最初に書いたように図書カード500円分がもらえる。
これを目的で購入する必要はないが、むしろ安定配当、値上がり期待で買うべき銘柄だと思う。
ちなみに、400株以上を1年以上保有すると、5,000円相当のカタログギフトがもらえるようになる。
400株まで買い進むと120万円相当になるので、僕のポートフォリオのバランスが若干崩れることになる。
なので今の株価でそこまで買い進めることはできないと思う。
今後の見通し
とりあえずは100株保有を継続で、業績のさらなる伸長と、配当利回りの向上に期待したい。
市場が暴落した時に買い進めるかどうか、これはなかなか難しい。
市況が低迷すると、金融機関のコストカットで、これ以上サービスの浸透が進まなくなるのかもしれない。
いやもしかすると、この会社のシステムを使うことで、経営効率化やトータルとしてのコストカットが達成できるのかもしれない。
この会社の提供するサービスが、金融機関にとってどれほどなくてはならないものかどうか、を素人の僕が判断するのは、非常に困難だ。
が、この会社のこれまでの堅実な経営実績を見ていると、これは信頼してもいい会社なのではないか、という印象は持てる。
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