僕が口座を持っている証券会社は、SBI証券、楽天証券、松井証券、マネックス証券と不必要に多いが、この中でメインに使っているのは、SBI証券だ。
個別株はもう20年ぐらいやっているが、インデックス投資に目覚めてから一番活用しているのが、SBI証券が提供する「かんたん積立」というアプリ。

ウェルスナビとか松井証券の投信工房とか、インデックス運用ができるサービスをいろいろ使っているが、今のところSBI証券のこのアプリの使い勝手が一番いいと思っている。
かんたん積立アプリで何ができる
メニューを見ると何ができるのかがだいたいわかる。

基本はインデックスファンドを積み立てするためのアプリなので、まず投資信託の検索ができる。検索項目はそれほど多くなく、鉄板は「買付手数料:無料」「信託報酬1.10%以下」「モーニングスター評価:5つ星」だろう。
検索したらそこから購入手続き、定期買付手続きができる。ご丁寧につみたてNISA買付のボタンも用意している。約定履歴なども確認できる。

また、ロボアドバイザーのように自分に合った投資信託のポートフォリオ診断をやってくれる。

答える内容は、年齢、資産運用の目的(4択)、運用イメージ(3択)毎月の積立金額と積立期間、毎月の収入の5点。結局堅実派から積極派までの5つのタイプのどれかに分類される、というだけなので、それほど精緻なポートフォリオ診断ではないが、まあそこそこ参考にはできる。
そして、自分にあったポートフォリオを選択するとそのまま適切なポートフォリオを一括で注文できる画面が用意してある。注文したい金額を入れるとポートフォリオに応じた配分比率で各インデックスファンドを購入することができる。
そうして投資信託の積み立てを始めると(積立でなくてスポット購入だけでもいい)、トップページに運用成績が出るようになる。また自分が設定したポートフォリオと現状の差異を円グラフで表示してくれたりもする。

かんたん積立アプリで何ができない
インデックス投資には最適なアプリだが、個別株やETFの売買はできない。そういう人はSBI証券アプリをご利用ください。個別株の損益状況や取引履歴、配当金の受け取り記録などもこのアプリからは確認できないので、これらはSBI証券のPCのウェブサイトで見るしかない。
正直この辺までSBI証券の本アプリで見られたらいいのだが、どうもそれはできないらしい。
またNISA口座の開設手続きのような手続き系の操作も、このアプリからはできない。例えばパスワードの変更とか住所変更とか。
まあそういった細かいところを全部取り払って、インデックスファンドの積み立てをメインに据えたアプリなので、インデックス運用でやっていこうという人にとっては最適な操作系になっていると思う。
僕の設定状況
僕のポートフォリオとしては、このような感じだ。多い順に、
・日経平均インデックス 28%
・国際債券インデックス 20%
・国際REITインデックス 2%
・コモディティ(金)インデックス 3%
それぞれのインデックスファンドを、一定額毎日購入するという設定になっている。
ただ日経平均だけは、コロナショックの時にかなりいい値段で仕込んだものを持っているだけで、買増したりはしていない。やっぱり日本にはとても賭けられないし、そもそも国内株式を相当額保有してしまっている。
日経平均インデックスの割合が多すぎると思っているので、外国株式、国際REIT、コモディティをもっと増やして、日経平均が15%ぐらいになるように、毎日積立で調整していきたいと思っている。
1年ほど前にこれを始めてからは、コロナバブルで何でも値上がりしているので、運用状況を見るのは楽しみなのだが、こんな調子のいい年はなかなかないだろう。ただ下落局面でも買い続けるというのがインデックス投資の肝であることを忘れてはならない。
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