普段あまり使っていないgmailのアドレスに、TIDALという聞いたこともない会社から、このようなメールが来た。
気軽に”Hi”と言ってきやがったが、書いていることが一方的で、猛烈に頭にきた。

見たところどうも音楽配信サイトのようだ。
トライアルは2021年の5月18日までと書いてあるが、そんなものに申し込んだ覚えはないし、TIDALという名前すら聞いたことがない。
そして怒り心頭に発するのは、トライアルが終わると自動的に19.99ドル徴収するという、あまりにも一方的でありえない宣言だ。
だからこれはどう考えてもフィッシング詐欺だろうと思った。解約させるときにパスワードなんかを入力させて、そのパスワードをもとにほかのサイトをハッキングしようとするに違いない。
そこで一度TIDALのサイトの問い合わせ欄から、質問を出した。
「このようなメールを受け取ったがこのアドレスは本当にお宅の会社のものか?万が一そうなら、すぐに解約する」
この時点では、TIDALから「このアドレスは当社のものではなく、このようなメールを発信した記録もありません。不正請求の可能性がありますので。。。」という感じの返事が来ると思っていた。
しかし実際にきた返事は、どうみてもTIDALが本当に出したということを追認するようなものだった。

今度は”Hello”ときて、自己紹介から始めるというように幾分丁寧に来た。
しかしその冒頭から、述べられているのは解約する方法だけ、つまりこの請求はTIDALが出したものだと暗に認めているだけだ。
here for instructionのリンクから解約へと進もうとするとまず、ログインしなくてはならない。ログインパスワードなど知るわけがないから、再設定とする。
するとまたメールアドレスにログインパスワード再設定のリンクが送られてきたので、怨嗟の言葉をパスワードにして登録する。
そうすると本当にログインできるようになるのだが、驚くべきはそこに自分には心当たりのないクレジットカード番号まで登録されているのだ。
末尾4桁しか見られないが、少なくとも今持っているクレジットカードにはそのような番号のカードはなかった。
だから実際に請求が来ると言っても自分のカードには来ないのかもしれないが、本当に気持ちが悪い。
そしてマイアカウントのようなところでは、本当に僕がトライアル契約中という状態になっている。TIDALが勝手に登録したか、第三者が僕に成りすまして登録したか。いずれにしても本当に頭に来たし、このような詐欺的手法に恐怖を感じた。
ネットで検索しても、「TIDAL フィッシング詐欺」「TIDAL 覚えのない請求」「TIDAL 不正請求」では全然該当するものがない。
日本ではまだ誰もこのような不快で不愉快で腹立たしい目に合っていないのだろうか。
これからクレカ案件を攻めるにあたって、クレジットカードの管理や解約方法の確保には本当に気を使わなくてはいけないと思った。
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